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『〈インターネット〉の次に来るもの』「FLOWING」インデックス ⑥ エピソード/データ参照

今回の記事は、『〈インターネット〉の次に来るもの』の「FLOWING」インデックスのうち、エピソードとデータ参照に関する記述を掲載します。


引用文の末尾の数字はKindle版の位置番号を意味し、強調部分はブログ作者によるものです。

エピソード


・ネットフリックスに加入している多くの家庭がそうであるように、わが家はリアルタイム一辺倒だ。ストリーミング視聴ができなければその映画は選ばない(1313)

・ミュージックビデオのトップ10タイトルは、(無料で)100億回も再生されている(1361)
List of Most Viewed YouTube Videos

・実際に誰かがやったことだが──同じ曲の2000通りの演奏を重ね合わせてコーラスを作ることだってできる(1503-1516)
Eric Whitacre' s Virtual Choir, Lux Aurumque, March 21, 2010.

記事・書籍・データの引用


20160924_photo_2.png
アメリカレコード協会(RIAA)が発表した全米音楽収入に対するストリーミングの比率の推移
参照元:
RIAA 2015 Year-End Sales & Shipments Data Report


20160924_photo_3.png
アメリカレコード協会(RIAA)が発表した全米音楽収入に対する配信メディアごとの比率
参照元:
RIAA 2015 Year-End Sales & Shipments Data Report

20160924_photo_4.png
日本レコード協会が発表した2015年度の国内リスナーの視聴手段のアンケート結果
参照元:
2015年度「音楽メディアユーザー実態調査」報告書


・米国では現在、音楽収益の27%はストリーミングから来ており、それはCDの売り上げシェアと同じだ(1540)
News and Notes on 2014 RIAA Music Industry Shipment and Revenue Statistics

・スポティファイによれば、同社は加入者からの収入の70%をアーティストのレーベルに払っているという(1540)
Spotify Explained, Spotify Artists, 2015.

・世界最大手のレーベルのトップが認めているように、ストリーミングが取って代わることは不可避なのだ(1555)
Attention, Artists: Streaming Music Is the Inescapable Future. Embrace It

・大規模なビデオゲームにも何百時間もの音楽が必要だ(1567)
(ケヴィン・ケリーによる)個人的な見積もり

・毎日少なくとも27のポッドキャストが新規に立ち上っている(1567)
Todd Pringle (GM and VP of Product, Stitcher) との私信(2015年4月26日)

次回の記事からは、『〈インターネット〉の次に来るもの』の「SCREENING」のインデックスを掲載していきます。

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『〈インターネット〉の次に来るもの』「FLOWING」インデックス ⑤ 企業とビジネス

今回の記事では、『〈インターネット〉の次に来るもの』の「FLOWING」のうち、企業とビジネスへの言及を掲載します。

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引用文の末尾の数字はKindle版の位置番号を意味し、強調部分はブログ作者によるものです。

企業とビジネス


・あなたが家に停めてある固体の車は、ウーバー、リフト[Lyft]、ジップ[Zip]、サイドカー[Sidecar]といったサービスのおかげで、個人向けオンデマンド運輸サービスへと姿を変えている──そうしたサービスは車より速く改良されている(1274)

・食料品は、いままでのように行き当たりばったりで買うのではなく、家庭の食料を補充していく確固たる流れとなって、途切れることなくあなたの家庭に届く(1279)
List of Online Grocers

・しかしわれわれが本当に望んでいるのは、指先の操作一つですぐにお金を使えるスクエア[Square]、ペイパル[PayPal]、アリペイ[Alipay]、アップルペイ[ApplePay]といったストリーミング型サービスが提供するリアルタイムマネーだ(1337)

・ライブコンサートのツアー、生のTEDトーク、ラジオのライブショー、ポップアップのフードツアーなどはすべて、ダウンロードすれば無料な何かに一時的な身体性を付加することで力や価値が加わることの証なのだ(1459)

Radiohead〈In Rainbows〉収録のファーストカットシングル〈Jigsaw Falling Into Place〉

・投げ銭制を最初に始めたバンドの一つが、レディオヘッドだ。この例では、2007年のアルバム『イン・レインボウズ』をダウンロードするごとに平均2・26ドルが払われ、それ以前に出したアルバムの総売上を上回る収入があり、CDの売上は数百万枚に上った(1470)
Did Radiohead' s In Rainbows Honesty Box Actually Damage the Music Industry?

・アマゾンの読者は、たとえ無料で読めるサービスが他にあったとしても、「キンドル読み放題」のような何でも読めるサービスにお金を払う。なぜならアマゾンにあるレビューのおかげで、自分の読みたい本が見つかるからだ(1485)

・映画ファンはネットフリックスにお金を払っていれば、そのレコメンド機能のおかげで、他では発見できなかったすばらしい作品が見つかるわけだ(1485)

・スポティファイは3000万曲を擁するクラウドサービスだ(1516-1529)
Information, Spotify, accessed June 18, 2015.

・サウンドクラウド[SoundCloud]のようなまるでオーディオ版ユーチューブのようなサービスもいろいろあり、2億5000万人ものファンが大挙して自分の音楽をアップロードしている(1542)
SoundCloud Now Reaches 250 Million Visitors in Its Quest to Become the Audio Platform of the Web

・ミーアキャット[Meerkat]、ペリスコープ[Periscope]や他の多くのアプリを使えば、つながっている友達やそのまた友達と、動画や音声をリアルタイムで共有できる(1575)

次回の記事では、『〈インターネット〉の次に来るもの』の「FLOWING」のうち、エピソードとデータ参照をまとめます。


『〈インターネット〉の次に来るもの』「FLOWING」インデックス ④ アイデア 〜「フロー」の特徴と生成 〜

今回の記事では、『〈インターネット〉の次に来るもの』「FLOWING」のうち、「フロー」の特徴およびその生成について述べた箇所を掲載します。
 
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イギリス・大英博物館に所蔵されている〈ロゼッタストーン〉。古代エジプト文明で使われていた文字「ヒエログリフ」の解読の糸口となったことは余りにも有名。しかし、もし〈ロゼッタストーン〉が〈ロゼッタパピルス〉〈ロゼッタブック〉だったら、何千年も朽ち果てずに現存していただろうか。

引用文の末尾の数字はKindle版の位置番号で、強調箇所はブログ作者によるものです。

フローの特徴


固定化から流動化への大いなる遷移を最も痛烈に体現するのが、本の世界だろう(1600)

・愛書家で評論家でもあるニック・カーは、本が固定化を体現する四つの方法を挙げている。私がそれを翻案すると、以下のようになる
Words in Stone and on the Wind

ページの固定性
版の固定性
物としての固定性
完結性としての固定性

(1600-1607)

・先に挙げた四つの固定性は、少なくとも現在の電子本には当てはまらない。そのことを紙の本の愛好家は嘆くが、一方で電子本にはこうした固定性に対抗する四つの流動性がある。

ページの流動性
版の流動性
容れ物の流動性
成長という流動性

(1619-1631)

・われわれは現在、この固定化と流動化を、時代の主流となるテクノロジーに規定された正反対の特質と捉えている。紙は固定性を、電子は流動性を好むということだ(1631)

・第三の道を考えてみてもいいかもしれない──電子を紙や他の素材に埋め込んだものだ。100ページの本で、各ページが薄いペラペラのデジタルスクリーンとなって背で綴じられたものを想像してみよう──これは電子書籍でもある(1631)

フロー化の段階説


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2015年9月、驚愕のグラフィック表現で話題となったiOSゲーム〈Infinity Blade〉シリーズで使われたサウンドを含むアセットが無料で公開された。開発費に300万ドル費やしたものを社内で死蔵するより、「フロー」に解放した方が利益になる。

・音楽や本、映画などに起こったことは、いまではゲームや新聞や教育にも起こっている(1631)

・〈流れていく〉過程には四つの段階がある。

固定的/希少
無料/どこにでもある
流動的/共有されている
オープン/なっていく

(1643-1655)

・ストックからフローへ、固定から流動へという変化は、安定性をなおざりにするものではない。それは広く展開された最前線に立つことであり、そこでは変化することで選択肢が増えていく(1655-1666)

・まだ液化していない日常の仕事やインフラは山ほどあるが、いずれは液化し、流動化していく。非物質化と脱中心化へと向かう着実で巨大な傾向が意味するのは、さらなる流れは不可避だということだ(1690)

知識が物質を支配するのだ。手に触れられない生成物が、フリーな世界の上に立ち上がる。それこそが、流れていく世界だ(1690)

次回の記事では、『〈インターネット〉の次に来るもの』「FLOWING」のうち、企業とビジネスに関する記述をまとめます。


『〈インターネット〉の次に来るもの』「FLOWING」インデックス ③ アイデア 〜「フロー」における「生成的なもの」〜


今回の記事は『〈インターネット〉の次に来るもの』の「FLOWING」のうち、フローに価値を付与する「生成的なもの」についての記述を掲載します。

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ユーザーによってゲーム世界が拡張され続ける〈Minecraft〉は、そのゲームシステム自体がフローなものであると同時に、フローに価値を付与する「生成的なもの」を備えている。

引用文の末尾にある数字にKindle版の位置番号を意味しており、強調部分はブログ作者によるものです。

フローにおける「生成的なもの」


・工業化時代は正確で安価なアナログコピーが流通していた。情報化時代になると、正確で無料のデジタルコピーが流通しだした(1361)

・コピーが超潤沢にあるとき、それは無価値になる。その代わり、コピーできないモノは、希少化して価値を持つ(1378)

・信用が手に触れられないものである限り、コピーで飽和したこの世界では価値を増すのだ(1378)

無料は良いことだが、それにお金を払うということは、さらに良いということだ。私はそうした性質を「生成的なもの」と呼ぶことにする(1390)

・生成的な資質は無料のコピーに価値を与え値段を付けて売れるものにする(1390)

8つの「生成的なもの」


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〈ポケモンGO〉はスマホディスプレイを介して現実をゲーム化していると同時に、「ポケストップ」のようなゲーム内で価値あるモノが現実の世界に位置を占めているというゲームの「実体化」という「生成的な」特徴を備えている。

即時性
あなたがほしいと思うどんなものもいずれは無料コピーを手に入れられるが、それが製作者によって発表された時点や、さらには製作された時点で自分の手元に届いていたら、それは生成的な価値になる(1390)

パーソナライズ
パーソナライズのためにはクリエーターと消費者、アーティストとファン、プロデューサーとユーザーの間でやり取りを続けなくてはならない。相互に時間をかけて行なわなくてはならないために、それは非常に生成的となる(1413)

・マーケターはこれを「粘着性」と呼んでいるが、それは相互にこの生成的な価値にはまり、さらに投資することで、その関係性を止めてやり直そうとはしなくなるからだ(1413)

解釈
「ソフトは無料ですが、マニュアルは1万ドルです」という古いジョークがある。しかしもはや冗談ではない(1413)

・生成的なものは、旅行や医療管理などの他の複雑なサービスにも応用できる(1424)

信頼性
同じ無料ソフトでも、目に見えない安心がほしくなる。あなたはコピー自体ではなく、その信頼性にお金を払うのだ(1424)

アクセス可能性
いつでも好きなときにほしいものを出せるなら、アクメ・デジタル倉庫といったサービスに私はお金を払う(1447)

実体化
触れられない世界よりも実体化された世界のほうが良い例はいくらでもある(1447)

支援者
熱心な視聴者やファンは心の中ではクリエーターにお金を払いたいと思っている(1459)

発見可能性
大量のあらゆるものが──それらの多くは無料だ──われわれの注意を奪い合う時代に、発見してもらうことは価値を持つ(1472)

・八つの新しく生成するものが教えてくれるのは、マウスのクリック一つでは簡単にコピーできないような性質を育てようということだ(1497)

次回の記事では、フローの特徴および生成についてまとめます。

『〈インターネット〉の次に来るもの』「FLOWING」インデックス ② アイデア 〜「フロー」とは何か 〜

今回の記事は、『〈インターネット〉の次に来るもの』「FLOWING」インデックスのうち、「フロー」というアイデアについて説明した記述を掲載します。

現在の最先端複製技術である4D printer。立体的なものをプリントするうえに、そのプリンタされたものが形状変化する。「モノ」のデータ化、流動化、つまりは「フロー」の好例。

引用文の末尾の数字はKindle版の位置番号を意味しており、強調部分はブログ作者によるものです。

フロー化するプロダクト


・インターネットは世界最大のコピーマシンだ(1251)

・データ、アイデア、メディアを瞬時に複製できることが、21世紀の経済の主要セクターを下支えしている(1263)

・われわれの関心は、形のある品々から手に触れられないコピーのようなモノの流れに移っている(1263)

・かつては鉄製や皮革製だった固形のプロダクトが、いまやアップデートされ続けるサービスの流れとして販売されている(1274)

コンピュータによる「フロー」の三段階


・こうして常に流れていく新しい体制の中心には、これまでになく小さなコンピューターの力が潜んでいる。われわれはいま、コンピューター化の第三段階、流れの時代に入っているのだ(1279)

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マーシャル・マクルーハンのポートレート写真。同氏の「メディアはメッセージである」は、新規のメディアが次々と誕生する現代において、ますます含蓄のある警句である。

コンピューター化の第一の時代は、工業化時代から借用したものだった。マーシャル・マクルーハンも言っているように、新しいメディアの初期の形は、それが代替した古いメディアを模倣する(1279)
Marshall McLuhan, Culture Is Our Business (New York: McGraw-Hill, 1970).

デジタル時代の第二段階はオフィスの真似事をやめ、ウェブの原理によって体系化された。基本的な単位はもうファイルではなく「ページ」となった(1289)

・いまではコンピューター化の第三段階に移行中だ。ページやブラウザーはもはやそれほど重要ではなくなった。現在の主要な単位は、流れとストリーミングだ(1289)

「フロー」の段階と生産活動


・時間の流れもまた変化している。第一の時代には、仕事はまとめて行なうバッチ方式だった(1301)

・次の段階ではウェブが登場して、すぐにすべてのことがその日のうちに行なわれるのが当たり前になった(1301)

・工業化時代に企業は、効率と生産性を上げることで自分たちの時間を最大限活用していた。(1325)

・今や組織は顧客や市民の時間を節約しないといけない。つまりリアルタイムでやり取りできるように最大限努力しなくてはならないのだ(1325)

名詞は動詞にならなくてはならない。硬くて固定的な物体はサービスに転化する(1337)

・情報の莫大な数の流れが混ざり合い、お互いの領域に流れ込んだその融合体を、われわれはクラウドと呼んでいる(1337)

・リアルタイムでやり取りできるクラウド上のコピーへと転換していくことで最初に淘汰される産業が、音楽だ(1349)

・流れへと向かうこの不可避な変化は、いまや社会のほとんどすべての局面を変化させている。音楽が流動性の世界へとアップグレードしていく物語は、われわれが向かう方向を示している(1349)


次回の記事では、「フロー」に価値を生み出す「生成的なもの」を解説します。


プロフィール

吉本幸記

Author:吉本幸記
元エンジニアのフリーライター。テクノロジー系の記事を執筆している。アートにも関心がある。美術検定3級取得

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