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『世の中には いろんなタイプの脳が必要だ』 8/19 スーパープレゼンテーションアンコール放送 感想

 今日は、久しぶりに見たスーパープレゼンテーションが面白かったので、その感想を書きます。
なお、ブログの本格的な再開は、10月を予定しています。

20150819-1.png 

8月19日のスーパープレゼンテーションでは、6月17日に放送された動物学者のテンプル•グランディン女史のプレゼンを紹介していました。テンプル女史は自閉症でありながらアメリカで著名な動物学者になりました。彼女は動物学の業績だけではなく、自身の自閉症の体験をまとめた伝記を執筆してたことで評価されおり、その伝記をもとにしたテレビドラマも作られました。

テンプル女史のプレゼンでは、人間の頭脳はその働き方によっていくつかの類型に分けられることを述べています。その類型とは以下の3つです。

視覚思考:ものごとを視覚的に捉えることが得意な頭脳。ものごとを考えるとき、画像検索のように自分のなかのイメージを操作できる。
パターン思考:ものごとに内在するパターン、秩序を見抜くのが得意な頭脳。数学、音楽(作曲)に向いている。
言語思考:ものごとを言語を使って整理することが得意な頭脳。いわゆる「物知り」な人の頭脳。役者もこの思考類型に長けている。

テンプル女史は視覚思考の人物で、牛の習性を考慮した牧場を設計するとき、まず設計図を書いてしまうそうです。

歴史的に見れば、言語が知識を伝承する唯一の手段だった頃には言語思考の頭脳になるように教育がされてきました。メディア学者のマクルーハンが文字教養中心主義というときは、明らかに言語思考のことを指しています。

文明が進歩して、写真や映画、コンピュータが登場すると、言語思考が知識を伝承する唯一の手段ではなくなりました。今日の先進国の社会では、視覚思考がかつてないほど要求されています。にもかかわらず、教育体制はいまだに言語思考中心主義から脱していないように感じられます。

クリエイティブな仕事をするうえで、これからの社会では言語思考の地位はかつてほど高く評価はされないでしょう。どんな人間でもインターネットより物知りではないのです。クリエイティブな仕事を進めるうえでは、視覚思考、あるいはパターン思考で構成された産物を、言語思考に翻訳して理解可能にする方向性が有望なように感じます。

ただいわゆる処世術としていちばん使える思考類型は、これからも言語思考なのは間違いありません。

言語思考を使って、パターン思考があるように見せかけていた人物には

20150819-2.jpeg 

が有名ですし、

最近では、視覚思考よりも言語思考の方が優れているのではないかと噂されている人物として

20150819-3.jpeg 

がいます。

やっぱり言語思考が最強なのでしょうか。悩ましいところです。


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2015/5/20 スーパープレゼンテーション感想

今日の記事は、スーパープレゼンテーション感想です。
5月20日放送では、音楽プロデューサーのマーク•ロンソンのプレゼンでした。
 
20150520_convert.png 


マーク•ロンソンは、1975年にロンドンで生まれました。8歳の時にNYに移住し、16歳頃からDJとして音楽活動を開始しました。音楽プロデューサーとしては2001年頃から活動し、2006年にはエイミー•ワインハウスの「Rehab」をプロデュースしています。2008年にはグラミー賞のProducer of the Yearを受賞しています。


プレゼンでは、作曲におけるサンプリングの歴史とマーク氏自身のサンプリングに対する思いを語っています。作曲技法としてのサンプリングは、デジタルサンプラーが発明された1980年代に始まります。

マーク氏が行うサンプリングは、単なる懐古趣味、ましてや過去の名曲の知名度を利用することが動機ではありません。自分が心から好きな曲と一体となって、自分独自の曲を作るためにサンプリングを行うのです。

番組を見ながら、ブログ作者は日本のアニメの二次創作のことを考えていました。周知の通り、日本ではアニメやマンガの二次創作は単なる同人活動に留まらない市場的価値のある文化、ムーブメントとなっています。そんなことを考えていたら、案の定、番組ナビゲーターの伊藤穣一氏が初音ミクに言及しました。

ブログ作者は、二次創作文化にも初音ミクにもそれほど詳しくありません。ですが、思い出に残る二次創作作品がひとつあります。東日本大震災の時、頻繁に流れていたACの挨拶に関する映像を、変身メカものに改変した作品です。これには、日本の二次創作文化の底力を感じました。





2015/5/13 スーパープレゼンテーション感想

今日の記事は、今後不定期に掲載する単発ものです。
ブログの作者がよく視聴しているテレビ番組『スーパープレゼンテーション』の感想です。

20150513_1.png  

『スーパープレゼンテーション』はNHK Eテレの毎週水曜日午後10時30分から放送されているTEDカンファレンスのプレゼン映像を紹介する番組です。先日5月13日の放送はアメリカの指揮者マイケル・ティルソン・トーマスによる「時を超える音楽と感情」でした。

トーマス氏は、西洋音楽の歴史を「何=主題」と「どうやって=様式』という対となる二項の組み合わせから捉えていきます。中世までの西洋では音楽の主題は「神を讃えること」であり、様式では複数の声部が異なる旋律を謳うポリフォニーが主流でした。この頃の作品で有名なのが「グレゴリアンチャント」でしょう。

ルネサンス以降の西洋では、芸術の主題が神から人間に移行して、人間の感情や思想を音楽で表現する方法として和音が重視されました。和音を研究する過程で、長調は明るい印象で、短調は暗い印象を与えるというような調性が整備されていきました。18世紀から19世紀末が和音の時代であり、クラシック音楽と言えばこの時代の作品を思い浮かべるのが一般的でしょう。

トーマス氏はさらに「即興」と「作曲」という対概念を使ってクラシック音楽の性格を説明します。西洋音楽は、記譜法が整備されたことで、その場の思いつき=即興ではない非常に計算された音楽を作曲することを可能としたのです。

トーマス氏はプレゼンの最後の方で、現在の音楽は人間の本能に訴える「即興」が幅を利かせていると指摘します。

現在の日本の音楽は、まさに「即興」と「本能」に裏打ちされた商法による音楽が幅を利かせている状況なのは、周知の通りです。しかし、ブログ作者個人としては、そう遠くない未来において、日本のポップスでも「知性」が見直される時期が来るのではないかと思っています。


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最近、ブログ作者がよく見るサイトであるWIRED.jpでまさに「知性」の塊のような実験音楽の作曲家の記事を読み,、YouTubeでも視聴しました。

「タイヨンダイ•ブラクストン 最新作『HIVE1』を語る」



聴いたファーストインプレッションとしては、ミニマムミュージックの巨匠フィリップ•グラスに似ているなぁ、と思いながら色々調べていたら、フィリップ•グラスにインスパイアされたiPadアプリ「REWORK_」に楽曲を提供していました。



実はブログ作者は、このアプリをリリース直後に購入していました。その時は、タイヨンダイのことなど全く知らなかったのですが、こんなかたちで再会できて、ちょっとした運命を感じています。


プロフィール

吉本幸記

Author:吉本幸記
元エンジニアのフリーライター。テクノロジー系の記事を執筆している。アートにも関心がある。美術検定3級取得

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