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『〈インターネット〉の次に来るもの』「SHARING」インデックス ⑦ アイデア「デジタル社会主義」(後編)

今回の記事は、『〈インターネット〉の次に来るもの』の第6章「SHARING」のインデックスのうち「アイデア」、とくに「デジタル社会主義」(後編)をまとめます。

20161217_13.png
『これからインターネットに起こる『不可避な12の出来事』』p83より引用

なお、引用文の末尾の番号はKIndle版の位置番号を意味し、強調部分はブログ作者によるものです。

アイデア


デジタル社会主義のシェアの4段階(続き)


コラボレーション

・組織的な協働は、その場限りの共同作業よりもっと大きな成果を生み出す(2832)

・プロダクトやサービスを使った仲間の製作者たちは、お金の代わりに信用や地位や評判を得て、楽しみや満足や経験という形で報われるのだ(2861)

・オンラインのコラボレーションを可能にする新しいツールが共同体方式の生産を支えることで、資本主義的な投資家を締め出し、所有権を作り手たち──得てして同時に消費者でもある──のもとに確保する(2861)

集産主義

20161217_14.png
「人類の歴史を見るなら、人々が共同できる度合いを上げていくことが文明のレベルを向上させてきている。これこそがシェアの重要な意味だ」(『これからインターネットに起こる『不可避な12の出来事』』p81より引用)

・シェアを可能にするテクノロジーは、以前にはなかったような大規模なコラボレーションや集産主義を可能にしたということだ(2881)

・どこにも明文化されていないが誰もが直感的に理解しているシェアリング・テクノロジーのゴールとは、個人の自律性と集団が生み出す力を同時に最大化することだ(2873)

・(ソーシャルコミュニティーで無賃で貢献する)その対価は、14億人という確かな個人のつながりから生じるコミュニケーションや関係性の価値によって支払われている。その共同体に帰属することが報酬なのだ(2914)

・彼らが無償で働いている動機は(オープンソースの開発者2784人への調査によれば)「学んで新しい技能を身につける」ためだ。(2914〜2928)
Rishab Aiyer Ghosh, Ruediger Glott, Bernhard Krieger, et al.," Free/ Libre and Open Source Software: Survey and Study"

・ある学者は(これと異口同音に)、「無料で働く主な理由は、自分という鈍ったソフトウェアを改善するため」だと言っている(2928〜2930)
Gabriella Coleman, "The Political Agnosticism of Free and Open Source Software and the Inadvertent Politics of Contrast"

・未来の世界はウィキペディアと例えばスウェーデンのような穏健な社会主義のいいとこ取りをしたハイブリッドになる。この流れに対しては懐疑派による深刻な揺り戻しがあるかもしれないが、シェアが増えていくことは不可避だ(2930)

・かつて専門家がわれわれ現代人にはシェア不可能だと考えたもの──お金や健康、性生活、心の奥底の不安など──の長いリストについても、適切なテクノロジーによって正当な恩恵が得られ、正しい条件が整えば、われわれはすべて共有することになるだろう(2930)

・今やわれわれは、コラボレーションを可能にするソーシャル・テクノロジーによって同じ芸当を試みている──増え続ける要望リストや、ときに自由市場では解決できない問題に対してデジタル社会主義を応用し、上手くいくか試しているのだ(2964)

次回の記事は、「SHARING」の「アイデア」、とくに「トップダウンとボトムアップの相克」(前編)をまとめます。

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吉本幸記

Author:吉本幸記
元エンジニアのフリーライター。テクノロジー系の記事を執筆している。アートにも関心がある。美術検定3級取得

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