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『〈インターネット〉の次に来るもの』「SHARING」インデックス ⑧ アイデア「トップダウンとボトムアップ」(前編)


今回の記事は、『〈インターネット〉の次に来るもの』の第6章「SHARING」のインデックスのうち、「アイデア」とくに「トップダウンとボトムアップの相克」(前編)をまとめます。

20161226_1.jpg
イノベーション研究で有名なラリー・キーリー。彼の著書の邦訳に『ビジネスモデル・イノベーション』がある

なお、引用文の末尾の番号はKIndle版の位置番号を意味し、強調部分はブログ作者によるものです。

アイデア


管理階層排除の実験


・ソーシャル・テクノロジーと共有アプリが全盛となったいまこそ、繰り返す意義があるだろう──ボトムアップだけでは本当に望むものを手にするには不十分だ(3000)

・もともとボトムアップで育った組織で数年以上続くものはどれも、ボトムアップとある種のトップダウンのハイブリッド型へと移行している(3000)

・その頃(WIRED創刊当時)によく言われたのは、従来の古いモデルをひっくり返して、読者/顧客にやらせてみたら何が起こるか、ということだった。彼らはトフラーの言うプロシューマー、つまり消費者かつ生産者になる(3011)

・イノベーションの専門家ラリー・キーリーが言うように「誰もがみんなと同じほどには頭が良くない」のか、もしくはクレイ・シャーキーが言うように、「ほらここにみんながいる!」のか(3011)
Larry Keeley, "Ten Commandments for Success on the Net"

・フェイスブックやツイッターや他のソーシャルメディアを活気づけているコンテンツはどれも、編集者なしにユーザーが作り上げたものだ(3031)

潜在している仲介者


20161226_2.gif
wikipediaの編集履歴を可視化した「history flow」。各編集者が編集活動が時系列に沿って色分けして表示されている。

・ユーザー生成コンテンツを扱う会社もその品質を確保しアテンションを維持するために、大海原のような素材に対して編集や選定やキュレーションを少しずつ始めなくてはならなくなるはずだ。純粋に無政府状態な底辺の部分だけでは足りなくなるのだ(3044)

・ユーザー生成型と編集者強化型のハイブリッドはかなり一般的になっている。フェイスブックはすでに知的アルゴリズムを使ってフィルターをかけ、ボトムアップ方式で上がってきたニュースをあなたのフィードに表示している(3065)

・ユーザー生成型コンテンツの模範例として引かれるウィキペディアをよく観察してみても、それは率直に言って純粋なボトムアップというには程遠い(3065)

・(wikipediaの)ベテランの編集者は長く残る編集のやり方を学んでいくからであり、こうしたプロセス自体が、何年もの間に膨大な時間をかけて貢献する少数の編集者を選好するということだ(3065)
Aaron Swartz," Who Writes Wikipedia?"

・ウィキペディアには100万人単位の人々が書き込む一方で、少数の編集者(約1500人)がほとんどの編集に責任を持っている(3075〜3088)

・モジラ[Mozilla]というオープンソースの開発集団を設立から率いてきたミッチ・ケーパーは「実際に機能する無政府状態はどれも、その中に古くからの仲間のネットワークがある」と言う(3088)

次回の記事は、「SHARING」のうち「アイデア」、とくに「トップダウンとボトムアップの相克」(後編)をまとめます。

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吉本幸記

Author:吉本幸記
元エンジニアのフリーライター。テクノロジー系の記事を執筆している。アートにも関心がある。美術検定3級取得

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