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『〈インターネット〉の次に来るもの』「FLOWING」インデックス ④ アイデア 〜「フロー」の特徴と生成 〜

今回の記事では、『〈インターネット〉の次に来るもの』「FLOWING」のうち、「フロー」の特徴およびその生成について述べた箇所を掲載します。
 
20160923_photo_7.jpg
イギリス・大英博物館に所蔵されている〈ロゼッタストーン〉。古代エジプト文明で使われていた文字「ヒエログリフ」の解読の糸口となったことは余りにも有名。しかし、もし〈ロゼッタストーン〉が〈ロゼッタパピルス〉〈ロゼッタブック〉だったら、何千年も朽ち果てずに現存していただろうか。

引用文の末尾の数字はKindle版の位置番号で、強調箇所はブログ作者によるものです。

フローの特徴


固定化から流動化への大いなる遷移を最も痛烈に体現するのが、本の世界だろう(1600)

・愛書家で評論家でもあるニック・カーは、本が固定化を体現する四つの方法を挙げている。私がそれを翻案すると、以下のようになる
Words in Stone and on the Wind

ページの固定性
版の固定性
物としての固定性
完結性としての固定性

(1600-1607)

・先に挙げた四つの固定性は、少なくとも現在の電子本には当てはまらない。そのことを紙の本の愛好家は嘆くが、一方で電子本にはこうした固定性に対抗する四つの流動性がある。

ページの流動性
版の流動性
容れ物の流動性
成長という流動性

(1619-1631)

・われわれは現在、この固定化と流動化を、時代の主流となるテクノロジーに規定された正反対の特質と捉えている。紙は固定性を、電子は流動性を好むということだ(1631)

・第三の道を考えてみてもいいかもしれない──電子を紙や他の素材に埋め込んだものだ。100ページの本で、各ページが薄いペラペラのデジタルスクリーンとなって背で綴じられたものを想像してみよう──これは電子書籍でもある(1631)

フロー化の段階説


20160923_photo_6.jpg
2015年9月、驚愕のグラフィック表現で話題となったiOSゲーム〈Infinity Blade〉シリーズで使われたサウンドを含むアセットが無料で公開された。開発費に300万ドル費やしたものを社内で死蔵するより、「フロー」に解放した方が利益になる。

・音楽や本、映画などに起こったことは、いまではゲームや新聞や教育にも起こっている(1631)

・〈流れていく〉過程には四つの段階がある。

固定的/希少
無料/どこにでもある
流動的/共有されている
オープン/なっていく

(1643-1655)

・ストックからフローへ、固定から流動へという変化は、安定性をなおざりにするものではない。それは広く展開された最前線に立つことであり、そこでは変化することで選択肢が増えていく(1655-1666)

・まだ液化していない日常の仕事やインフラは山ほどあるが、いずれは液化し、流動化していく。非物質化と脱中心化へと向かう着実で巨大な傾向が意味するのは、さらなる流れは不可避だということだ(1690)

知識が物質を支配するのだ。手に触れられない生成物が、フリーな世界の上に立ち上がる。それこそが、流れていく世界だ(1690)

次回の記事では、『〈インターネット〉の次に来るもの』「FLOWING」のうち、企業とビジネスに関する記述をまとめます。


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吉本幸記

Author:吉本幸記
元エンジニアのフリーライター。テクノロジー系の記事を執筆している。アートにも関心がある。美術検定3級取得

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