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『〈インターネット〉の次に来るもの』「ACCESSING」インデックス ⑧ アイデア その5 クラウド

今回の記事は、『〈インターネット〉の次に来るもの』第5章「ACCESSING」のインデックスのうち、「クラウド」というアイデアをまとめます。

20161201_accessing_1.jpeg
クラウドは「デジタルのインフラ」となりつつある

インデックスの末尾の番号はKindle版の位置番号を意味し、強調箇所はブログ作者によるものです。

クラウド


分散ネットワークとしてのクラウド


・クラウドが旧来型のスーパーコンピューターよりも強力なのは、その中核が動的に分散化されているからだ。つまりメモリーや動作が多くのチップに分散していて、非常に冗長性のある構成になっている(2533)

・究極的には、クラウド上にいろいろなものを置くことは、データを深いレベルで共有することになる。織り上げられたビットは、単体で存在するよりさらにスマートで強力なものになる(2544)

・クラウドを使う最も大きな利点は、それが大きく成長すればするほど、それを使う端末側がより小さく薄くなっていくことだ(2544)

記憶の拡張としてのクラウド


20161201_accessing_2.jpg
「技術的特異点(シンギュラリティ)」を唱えたレイ・カーツワイルは、人間の記憶をクラウドにアップロードし、身体をロボットに置き換えることで不老不死が実現すると考えている。画像は「COMPANY Forum 2016」で講演する同氏。

・クラウドのように思考して境界をどんどんなくし、変化や多くの矛盾に対してオープンになる。つまり私自身が多数性なのだ!(2574)

・マクルーハンが指摘したようにツールはわれわれ自身を拡張したもので、車が拡張された足であり、カメラが拡張された目であるなら、クラウドはわれわれの魂を拡張したものだ。もしくは、あなたの拡張された自己だと言ってもいいだろう。つまり、その拡張された自己は所有するものではなく、アクセスするものなのだ(2587)
マーシャル・マクルーハン『メディア論―人間の拡張の諸相』

クラウドとはまさに「バックアップ」なのだ。それはわれわれの人生のバックアップでもある(2602)

・自分のコンピューターを所有したくはなくなる。誰もがますますそう感じ始めている。電力会社から電気を買う代わりに発電所を所有する人がいないのと同じだ。クラウドがあれば、組織はコンピューターを持つ苦労をすることなくその利点を享受できる(2602)。

進化するクラウド


20161201_accessing_3.png
クラウドは次第に規模を大きくしてインタークラウドを実現する。
画像は
http://blogs.itmedia.co.jp/business20/2010/06/interop-ebc9.htmlより引用

・どんな巨大企業でも、一社で運営するクラウドの成長規模には実際には限度があるので、今後のクラウド時代の次の段階では、クラウド同士を融合したインタークラウドができるだろう(2614)

・データを所蔵しておくことは競争上有利になると見なされ、またデータの自由な共有が法律上も禁止されているため、会社がデータを創造的かつ効率的に、責任を持って共有できるようになるには長い時間(何十年も?)がかかるだろう。(2614-2626)

・分散化したアクセスへと容赦なく進んでいくその最後のステップとして、インタークラウドに向かっていくのと同時に、われわれは完全に脱中央集権化したP2Pのアクセスにも向かっていく(2626)

・ファイアチャットによるメッシュで、学生たちは所有者のいない(従ってそれを鎮圧するのも難しい)無線クラウドを創造した。各自の個人端末で作ったメッシュのおかげで、彼らは中国政府を何カ月も締め出してコミュニケーションできるシステムを使うことができた。これと同じアーキテクチャーは、どんな種類のクラウドでもスケールアップして実現できる(2636)

・大規模な停電が起きた際などには、P2Pのメッシュによる電話システムは唯一稼働できるシステムになるだろう(2636)

・メッシュタイプのサービスを提供するスタートアップは、すでに複数ある(2649)

・持ち主のいないネットワークは、いまのコミュニケーション・インフラに適用されている規制や法体系の多くを混乱させる。クラウドには地理的概念がない。だとすると、どこの法が適用されるのだろう(2649)

ACCESSINGを推進する5つの力


・これからの30年、非物質化、分散化、リアルタイム化、プラットフォームの有効化、クラウド化の傾向は衰えることがないだろう(2661)

・われわれが非物質化、分散化、リアルタイム化、プラットフォーム化、クラウド化などをいっぺんに進めていくと、アクセスは所有に取って代わり続けるだろう。日常生活におけるほとんどのことで、アクセスが所有を凌駕していくのだ(2661)

次回の記事は、「ACCESSING」の未来像のインデックスをまとめます。

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吉本幸記

Author:吉本幸記
元エンジニアのフリーライター。テクノロジー系の記事を執筆している。アートにも関心がある。美術検定3級取得

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